自念子ノ頭 1701.5m
瓶ヶ森−寒風山林道を走ると、瓶ヶ森から始まり、西黒森山−自念子ノ頭−東黒森山−伊予富士−寒風山と1500m以上の山が続く。
その3つめの自念子ノ頭に登ってきました。
自念子ノ頭に登るには2つの方法があります。ひとつは西黒森山から下りてきた縦走路に乗る方法で、
少し尾根道を歩いてみたいと思う方にいいでしょう。頂上まで1時間足らずです。
ふたつめはその縦走路が自念子ノ頭から東側に下りた、自念子峠から上がる方法で、頂上まで急坂
ですが約30分です。
瓶ヶ森登山口を通過し、寒風山方面へ車で移動し、神鳴池まで来ると大きい石碑の横に車を置くことが
できる場所があります。
私は初めてなので、瓶ヶ森に近い方の登り口、神鳴池前の登山口から歩いてみることにしました。
縦走路から後ろを振り向くと西黒森山(1,861m)が見える。
イシズチザサか、白い縁取りの熊笹が元気がいい。足下が見えないぐらいに両側から茂っている。
林が途切れ見晴らしのいい場所に出た。
行く手には小高いピークが見える。あそこが頂上かなと思いながら歩く。
後ろを見ると、上がってきた道はもう見えない。
子持ち権現の後ろに石鎚山がかすんで見える。
南方には筒上山(1,859m)が見える。
30分ぐらい歩くと、頂上かなと目当てにしていた岩山が近づいてきた。
紅葉が美しく光る。
林の中にも紅葉が見える。
いい時期に来たものだ、と思った。
そして、道は目当てにしていた岩山にとりつき、少し岩場を登るようになった。
だが、道はその岩山を巻いてスルーしてしまった。ここではなかったと少しがっかり。
前方にはツツジ群生の素晴らしい紅葉が見える。
筒上山を背景にツツジの紅葉。
ツツジ群生のまっただ中で。
南東方向の山々とツツジの紅葉。
今年は枝先まで葉が残っていてきれいです。
その向こうに見えてきたなだらかな笹原のピークが、これこそ自念子ノ頭の頂上か。
縦走路に対して直角にT字型に笹原を登る道があり、半信半疑で登ってきたら、自念子ノ頭の頂上でした。
標高1701.5mの頂上で、瓶ヶ森から縦走してきたという夫婦連れと、すぐ下の自念子峠から上がってきたと
いう夫婦連れに出会いました。ここまで50分ぐらいで到着。
振り返り見れば、まちがって目当てとした山が小さなコブ状のものであったことに気がつきました。
東側を見ると、東黒森山、伊予富士、寒風山と連山が一目でわかります。
道路が一番左でカーブしている付近が自念子峠で、これから下って出るところです。
下に下りて歩いて戻ります。振り返ると東黒森山が見えます。
上で見たツツジの群生が、下からはこのように見えるんですね。
秋ですねえ。石鎚山を背景にススキの穂。
石鎚山の向こうに沈む夕日を拝んで帰途につきました。