2008年9月9日 雪光山に登ってきました。雪光山は一般地図等には国見山と表示されていますが、国見山という名称は県内でもいくつかあり、区別するためにも雪光山とします。
高知市中心部からは北西方向にあり、鏡川の支流である吉原川と的渕川の上流部に挟まれた山で標高926mです。
高知市が鏡村、土佐山村と合併したのを機会に高知市民の森として指定し、整備を行うようになりました。そこで一度は登っておこうと思い立ち、的渕川コースであれば登山道が短いのですが、今日は吉原川コースで行ってきました。
旧鏡村の中心地川口橋から600mほどで三叉路の交差点にさしかかります。
センターラインのとおりに進みます。
左に曲がるといの方面になりますが、ここに橋があります。左を流れている的淵川に右からこの橋の
下を通り吉原川が合流しているところになります。
吉原川に沿って5kmほど進むと標識があり、下の川に向かう道があります。
下りて行くと手水橋があり、手水集落に来たことがわかり、正面に案内標識がありました。
はじめ、この標識を見て「雪光山バンガロー」という名のバンガローを紹介しているのと思い、登山口
への案内がないなあと思いつつ右の方に進んでしまい、途中で引き返すことになりました。後でゆっ
くりこの標識を見て「雪光山」は左(矢印)、バンガローは右(矢印)と書いていることがやっとわかりま
した。もっと両方を離して書いてよねえ。
左に上がって行き詰めると民家があり、そこに車を置いて登り始めました。
石がゴロゴロした急坂でした。植物を見て写真を撮りながらゆっくり登りました。
また、今日は人が登ってないのか、クモの巣がつぎからつぎへと張られているので、立ち止まっては
拾った杖で糸を切りながら進むという能率の悪い登山でした。
杖を振り振り急坂を登っていると、突然水の流れる音がしました。
水場がありました。登りではお茶を持っていたのでここの水を飲むことはありませんでしたが、
帰りにはお茶もなくなり、ここの水が素晴らしくおいしい水になりました。
このような案内看板がところどころにありました。
また登り始めると小さいナシが転がっていました。
上の方を見ると同じものがいくつかぶら下がっていました。野生の梨の木なのでしょうね。
こんな花もあちこちに咲いていました。
杉林の中に石垣が見えました。この木が植えられる前は人家があり、棚田があったのでしょう。
ヌスビトハギの群生です。
尾根にたどり着いたのでしょう。右方向は雪光山、左方向は隣の谷筋にある平家の滝と書かれています。
ホトトギスの仲間があちこちに咲いていて、あえぎながら登る身にとっていい癒しになりました。
ツルリンドウが地面を這っていました。
やっと頂上です。登山口から2時間ほどでした。頂上にこんな彫刻を担ぎ上げてきた昔の人はえらい。
大黒様です。
高知市街が見渡せました。その左には南国市街も、また、この右手には土佐市の方も。
頂上ではこういう見晴らしがあるから、また山に登ろうと思うのでしょうね。